H30.11.19 平成30年12月記者懇談会

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 平成30年12月記者懇談会を開催し、次のとおりご説明申し上げました。

■はじめに                              

 本日は、南さつま市の12月定例市議会を前に記者懇談会を開催させていただきました。

 お忙しい中、ご出席いただいた各報道関係の皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。

 さて、7月にスタートいたしました本庁舎の耐震工事でございますが、現在(11/19)の進捗率は約60%で、来年1月末には、外構工事を除く全ての工事が完了する予定であり、本庁舎への事務所移転につきましては、来年2月の第3週から第4週にかけて実施し、2月下旬には工事前の本庁舎機能に復帰する予定であります。

 引き続き、市民サービスに支障のないよう適切に対処してまいりたいと考えております。

 なお、免震用オイルダンパーの偽造が問題になっておりますが、本工事及び昨年建設いたしました防災センターあんぼう21の免震・耐震設備において、問題となっている機材は使用していないことを確認いたしましたので報告いたします。

 また、秋の叙勲においては、若松(わかまつ)正伸(まさのぶ)さんが旭日双光章を、草野(そうの)(ゆき)(ひろ)さんが瑞宝双光章を、大江(おおえ)孝之(たかゆき)さんが瑞宝単光章を受章されました。

 御三方のご功績が広く認められたことは、この上ない喜びであり、春の叙勲において、旭日双光章を受章された高倉(たかくら)正文(まさふみ)さんと合同の祝賀会を12月13日にふれあいかせだで開催し、市民の皆さんと受章をお祝いしたいと思います。

 

■12月議会の概要

 11月26日から12月13日まで、18日間の会期で開催予定の平成30年第4回市議会(定例会)の内容等について、ご説明いたします。

 今回の定例市議会には、南さつま市教育委員会教育長の任命や補正額7億5,819万6千円の平成30年度一般会計補正予算(第4号)など19件の議案を上程いたします。

 

■市政概要(当面の課題)

 本市における当面の課題についてですが、

○台風24号の被害状況について                     

 9月29日から30日にかけて接近した台風24号の被害状況ですが、39ケ所の避難所を開設し、187人の方々が避難されたほか、軽傷ではありますが負傷者1人を確認しております。

 また農作物等では、抑制かぼちゃ、根深ねぎ、そば、ぽんかん、たんかん等に塩害や倒伏・落果等が見られたほか、畜舎やビニールハウス等の損壊など、農業被害額は約1億円に達する大きな被害を受けました。

 今後は、国・県等の支援事業を活用し、被災された方々への支援等、産地の維持・確保に取り組んでまいりたいと考えております。

○(仮称)南薩地区新クリーンセンターについて            

 南薩地区衛生管理組合において、建設に向けた取組を進めております(仮称)南薩地区新クリーンセンターにつきましては、「(仮称)南薩地区新クリーンセンターの建設候補地として選定されている金峰町高橋地区の市有地における建設推進を求める陳情書」が平成30年第3回南さつま市議会定例会で採択されたこと等を受け、組合では、構成4市長による協議を経て、総合的に判断し、南さつま市金峰町高橋の市有地を建設地に決定し、10月9日、組合議会に報告いたしました。

 今後は、組合において生活環境影響調査やボーリング調査など、建設に向けた準備を進めることになりますが、基本構想を踏まえた安心で安全な施設整備に向け、組合と連携を図ってまいりたいと考えております。

○金峰地域の学校施設整備について                  

 金峰地域学校施設整備につきましては、金峰地域学校施設整備検討委員会において、老朽化した田布施小学校と阿多小学校のあり方について、保護者の意見集約や先進地視察など様々な視点から協議がなされてきました。

 今回、一定の方針が出たことから10月9日、同委員会から「金峰中学校の敷地内に施設一体型の義務教育学校の建設が望ましい」とする報告書をいただきました。

 このことを受け、地域住民が主体となった「金峰地域学校再編検討協議会」が開催され、11月9日に同協議会から「金峰地域施設一体型小中一貫校(義務教育学校)の設立に向けた要望書」の提出がございました。

 今後は金峰地域義務教育学校開校準備委員会を設置し、次世代へ繋ぐ学校施設として、県内でも誇れる義務教育学校の整備を推進してまいります。

○公共下水道事業について                      

 公共下水道事業につきましては、9月21日、日本下水道事業団と加世田浄化センターの建設工事に関する協定を締結し、浄化センター地下部分の1月工事着手に向けて準備中であります。

 また、管路にあたっては、浄化センターから市民会館にかけて工事を実施しており、平成31年2月には工事が完了する予定です。

 今後は、浄化センター北側区間においても工事着手する予定であり、平成33年度からの一部供用開始に向け、引き続き、計画的な整備に努めてまいります。

○地方創生へ向けた取組について                    

 地方創生の取組であるコンテナ内LED育苗技術推進プロジェクト事業につきましては、育苗の実証・実験を積み重ね、安定的な高品質の苗生産に関して一定の成果を収め、キャベツ・イタリア野菜などの地域内流通を開始するなど、農業生産活動に繋げる取組を実施しております。

 また、野菜を生産するためのLEDコンテナシステムは海外から高い評価を得て輸出されておりますが、今後はLED育苗システムの普及・実用化に向け、市内の農家や農業団体等に対し、LED苗の高い品質、有益性、生産性などについて、更なる実証とPRをしてまいります。

 アウトドア資源開発による地域活性化プロジェクトにつきましては、11月1日から日本を代表するアウトドア総合メーカーモンベルの推奨する地域として登録を行い、約86万人が所属する同社の個人会員をはじめ、全国のアウトドア愛好者へ情報誌やインターネットを通じて、本市の魅力である豊かな自然を情報発信しております。

 さらに国の地方創生推進交付金を活用し、野外スポーツやレクリエーションに関する調査・研究などを進めながら、アウトドア資源を活用した全体構想を策定するためのコンソーシアム(事業共同体)を11月9日に立ち上げました。

 今後は、平成31年度に全体構想を策定し、可能なものから順次、取組を展開してまいりたいと考えております。

 なお、ふるさと納税の返礼品割合等について、先日(11/16)総務大臣の会見の中でも述べられ、総務省のホームページでは、3割を超えている自治体が、全国で25あり、その中に、本市も入っております。

 地場産品以外の品物を扱っている自治体が73あるとのことでしたが、本市は、地場産品以外は扱っておりませんので、この中には入っておりません。

 本市といたしましては、総務省の方針に基づき、見直しを行う予定であります。

  

■今後の行事・イベント等の予定

 今後の行事・イベント等について、主なものをご説明いたします。

○かごしま春の3大ウォーク「第7回南さつま海道鑑真の道歩き」     

 来年の2月23日から24日にかけて、かごしま春の3大ウォークである「第7回南さつま海道鑑真の道歩き」を開催いたします。

 体に不自由のある方などが気軽に参加できる平たんコース(約3㎞)を昨年新設いたしましたが、今年は、同様の平たんコースに6kmコースを追加し、「パラりんコース」として2種類のコースを設けました。

 今月下旬から申し込みを開始する予定ですが、地元の方々との交流や「おもてなし」をはじめ、南さつま海道の美しい景色を多くの方々に堪能していただきたいと思います。