R03.06.11 令和3年6月記者懇談会

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■はじめに                           

 長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、本市においても本年度に入り10例を超える感染者が確認され、地域経済や医療現場等をはじめ市民生活全体に影響が生じており、市政運営も総力で対応せざるを得ない状況が続いているところでございます。

 高齢者の新型コロナワクチン接種につきましては、4月26日から市コールセンターで予約を開始し、5月10日から市内医療機関で接種が行われており、南薩医師会をはじめ医療機関等のご協力をいただき接種枠の拡大を図りながら本年、7月末終了を目指しているところであります。

 その後の基礎疾患を有する方、施設従事者など優先接種の方、64歳以下の方への接種につきましても、円滑な実施に向けて準備を進めてまいります。

 また、市内のまん延防止を図ることを目的として実施しておりますPCR検査の助成につきましても、引き続き実施してまいります。

■6月議会の概要

 6月18日から7月7日まで、20日間の会期で開催予定の令和3年第3回市議会(定例会)の内容等について、ご説明いたします。

 今回の定例市議会には、南さつま市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例等や補正額4億6,042万1千円の令和3年度一般会計補正予算(第4号)など19件の議案を上程いたします。

■市政概要報告 

 2年ぶりの開催となった「2021吹上浜砂の祭典」につきましては、5月1日から3日までの3日間、「今、輝け...まちの砂像!!」をテーマに会場を市役所市民交流広場を中心とする3つのエリアに分けて、「まちなか」で実施し、夜には、花火や市役所庁舎のライトアップなど幻想的な光景を演出しました。

 関係各位のご協力により感染症予防対策を徹底し、3日間で1万9千人を超えるお客様に各エリアを周遊いただき、まちの通りは久しぶりににぎわいを見せ、立体感あふれる砂の芸術との出会いを楽しんでいただきました。

 なお、今回の開催実績を検証した上で、今後の開催について検討してまいりたいと思います。

 令和2年度のふるさと納税寄附金の実績につきましては、寄附金額約42億9,600万円(前年比の約93%)、寄附件数は約24万件(前年比の約94%)となりました。

 返礼品につきましては、全国に約37万4千件を発送し、返礼品事業者への支払額は約133,100万円となりました。

 今後も関係機関、返礼品事業者との連携を更に深め、内容の充実を図り、財源の確保、地域特産品の振興に努めてまいります。

 令和3年5月の政府月例経済報告では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している。」とされております。

 個人消費につきましては、「サービス支出を中心に弱い動きとなっている。」と示されております。

 このようなこと等も踏まえ、本市におきましても、持続的な感染拡大防止策と社会経済の両立が重要になると考えていることから、市民の皆様の健康で安心安全な生活を守るため、引き続き、地域に応じた様々な対策を積極的に展開してまいりたいと考えております。