坊津歴史資料センター輝津館《坊津歴史小話》 2016年10月 歌川広重(三代目)が描いた鶴丸城御楼門と坊津双剣石

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 江戸時代末期から明治時代前期にかけて活躍した歌川広重(三代目)による「日本地誌略圖」シリーズには、薩摩国をテーマとした作品が二つあり、第一に鹿児島の鶴丸城(鹿児島城)の御楼門と人々の往来をイメージした作品「鹿兒島之圖」(「薩摩國 一」)、第二に坊津の双剣石を見物人が船上から眺めている様子をイメージした作品「坊之津雙劍石」(「薩摩國 二」)が描かれています。坊津の海岸は、初代・二代・三代の歌川広重によってともに画題として用いられ、それぞれ作品が残されており、坊津は薩摩の代表的な景勝地・名所として広く人々に知られました。現在、坊津の双剣石や鵜ノ島の一帯は、国指定名勝「坊津」として文化財指定を受けています(文:橋口亘)。

◆南さつま市坊津歴史資料センター輝津館では、歌川広重(三代目)が描いた「日本地誌略図」の、鶴丸城御楼門の錦絵(鹿児島市維新ふるさと館蔵)と坊津双剣石の錦絵(南さつま市坊津歴史資料センター輝津館蔵)を掲載したクリアファイル(無料)を作成しました(2016年9月発行)。入手希望の際は輝津館(電話0993-67-0171)へお問い合わせください。



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鹿兒島之圖

三代 歌川広重「日本地誌略圖」〔薩摩國 一〕

鹿児島市維新ふるさと館蔵



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坊之津雙劍石

三代 歌川広重「日本地誌略圖」〔薩摩國 二〕

南さつま市坊津歴史資料センター輝津館蔵



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