どんな症状があるの?
いわゆる「かぜ」と同様、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状があります。
但し、「かぜ」と違って、突発的(多くは1日〜2日)に38〜40℃程度の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れます。
インフルエンザ | か ぜ | |
症 状 | 「かぜ」の症状+高熱、関節痛、筋肉痛など | のどの痛み、鼻汁、くしゃみ、頭痛、発熱 |
発 症 | 急激 | 比較的ゆっくり |
症状の場所 | 強い倦怠感など全身症状 |
基本的には、大多数は1週間程度で自然に治癒する病気です。
ただし、お年寄りや小さい子ども、呼吸器(肺など)に慢性的な病気を持つ人、免疫機能が低下している人などがインフルエンザにかかった場合、二次的な感染症(高齢者の場合は、肺炎を併発することが多くなります。)を起こしやすくなり、重症化したり、場合によっては死に至ることもあります。
また、近年、小児(特に幼児年齢)がかかると、まれに急性の脳炎や脳症を起こして死亡したり、後遺症が残ったりするケースもあります。
どうしたら感染するの?
インフルエンザにかかった人の咳、くしゃみ等とともに放出されたウイルスを、のどや鼻から吸い込むことで感染します。
インフルエンザは感染しやすいため、インフルエンザにかかった人が無理に仕事や学校などへ行くと、急速に感染を広めることにもなります。 なお、インフルエンザウイルスは変異しやすいので、昨年インフルエンザにかかった場合でも、今年かかる可能性はあります。
予防はどうしたらいいの?
帰宅時のうがいと手洗い のどの粘膜や手に付いたウイルスを物理的に除去します。 |
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ワクチンの接種 但し、効果が出始めるのには、1週間〜2週間必要で、有効期間は5ヶ月程度と考えられています。 |
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適度な湿度の保持 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防護力が低下するため、感染しやすくなります。 特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使用することも効果的です。 |
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十分な休養と栄養摂取 からだの抵抗力や体力を高めることはとても大事です。 |
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人込みや繁華街への外出を控える、マスクを着用する 特に高齢者や慢性疾患を持っている人、疲労気味、睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えること、外出時にはマスクを着用することも効果があります。 なお、マスクは透過性の低いものが、より予防効果を高めます。ウイルスの拡散、ウイルスの吸入の予防に効果がありますが、「完全」なわけではありません。 |
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咳エチケット 1.咳やくしゃみの際は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけ、1m以上離れましょう。 2.鼻汁やたんなどを含んだティッシュは直ぐにフタ付きのゴミ箱に捨てましょう。 3.咳をしている人にマスクの着用を促しましょう。 4.マスクの使用は説明書を読み、正しく着用しましょう。 |
感染したらいつまで外出を控えたらいいの?
インフルエンザにかかった場合は、症状が出てから3〜7日間はウイルスを排出すると言われており、ウイルスを排出している間は、患者は感染力があるといえます。
なお、排泄されるウイルスの量は解熱とともに減少していきますが、期間の長さには個人差があります。
インフルエンザは感染しやすいため、インフルエンザにかかった人が無理に仕事や学校などへ行くと、急速に感染を広めることにもなるため注意が必要です。
学校への出席はどうなるの?
インフルエンザは「学校において予防すべき伝染病」第2種に指定されており、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」出席停止となりますが、詳しくは学校等へお尋ねください。