(趣旨)

第1条　この規程は、南さつま市消防本部職員のうち消防吏員(以下「吏員」という。)の昇任に関し必要な事項を定めるものとする。

(昇任の方法及び順位)

第2条　吏員の昇任は、第10条の規定により選考によることができる場合を除き、全て昇任試験(以下「試験」という。)によるものとし、試験に合格した吏員又は同条の規定により選考された吏員を成績順に順次昇任させるものとする。

(試験及び選考の告知)

第3条　消防長は、試験又は選考を実施するときは、該当する吏員に対し、試験又は選考の対象となる階級、日時、試験科目、受験手続等必要な事項について、適切な方法により告知するものとする。

(受験資格)

第4条　吏員は、試験を実施する年度当初において、次の各号に掲げる試験の種類に応じ、当該各号に定める勤務年数を有する吏員でなければ試験を受験できない。ただし、分限処分、懲戒処分及び病気休暇の期間は、勤務年数から除くものとする。

(試験の方法)

第5条　吏員の試験は、筆記試験、口述試験及び術科試験により行うものとする。

(試験科目)

第6条　消防司令補、消防士長及び消防副士長試験の筆記試験は、次の各号に掲げる試験の種類に応じ、当該各号に定める科目について行う。ただし、消防長が特に必要と認める場合は、試験の科目の一部を省略し、又は統合することができる。

(受験手続)

第7条　試験を受験しようとする吏員は、昇任試験受験申込書(第1号様式)を所属長を経由し、消防長に提出しなければならない。

(合格通知及び名簿登載)

第8条　消防長は、第4条第1項各号に規定する試験の合格者に対し、合格通知書(第2号様式)により通知するとともに、合格者を昇任(試験・選考)候補者名簿(第3号様式。以下「名簿」という。)に成績順に登載するものとする。

(名簿からの削除)

第9条　消防長は、名簿に登載された吏員が次の各号のいずれかに該当する場合は、これを名簿から削除する。

(選考による昇任)

第10条　次に掲げる昇任は、選考により行うことができる。

(選考における内申)

第11条　選考により吏員を昇任させる場合においては、その昇任が適当と認められる吏員について、昇任選考適任者内申書(第4号様式)により、消防本部にあっては係長が課長を経由し、消防署にあっては隊長が署長を経由し、分遣隊にあっては分遣隊長が署長を経由し、次長から消防長に内申するものとする。

(選考の方法)

第12条　選考は、吏員が昇任することとなる階級の職務遂行能力を有するかどうかを判断するものとし、別に定める方法により、勤務評定、経歴評定及び人物考査を行う。

(合格通知及び名簿登載)

第13条　第8条の規定は、選考により吏員を昇任させる場合に準用する。

(昇任試験委員会)

第14条　試験及び選考を適正に行うため、消防本部に昇任試験委員会(以下「委員会」という。)を置く。

(委員会の組織)

第15条　委員会は、委員長及び委員若干名をもって組織する。

(委員会の事務)

第16条　委員会の事務は、次のとおりとする。

(その他)

第17条　この規程に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。