令和7年度の南さつま市地域元気づくり事業ふるさと「きばっど」事業については、4団体から4件の応募があり、審査・選考の結果、4件の事業が採択されました。
事業名(応募団体名) | 事業の概要 | 補助予定額 |
「勉学の道 整備事業」 (久志校区元気づくり委員会) |
久志校区は、南さつま市の西南部に位置し、東シナ海を望む浦々に14集落が点在しており、過疎化が進み超高齢化社会となっている地域です。そこで、地域の活性化を図るために久志出身であります、小原國芳先生(玉川学園創立者)が桜山小学校(枕崎市)に通った『勉学の道』を玉川学園と協力しながら整備し、地域で活動している、よかとこい発信隊が行っている坊津アルプス登山道の開発と共に地域の自然を活かした生きがいづくり及び玉川学園や桜山地区との交流を行い、久志地区に人の流れを生んで地域活性化に繋げていく。 今回の事業において、 ①山歩きの為の道路整備・小原國芳先生が桜山小学校(枕崎市)に通った『勉学の道』の里道復元整備事業を主に行う。 ②体験事業として、以前行っていた、「勉学の道なにくそ歩こう会」を開催し、故小原国芳先生の歩いた道のりを体験してもらう。 |
200千円 (3期目) |
「地域資源を活かした地域活性化事業」 (清原地区元気づくり委員会) |
清原地区運動場を起点・終点とし、昭和初期、清原小学校の卒業遠足地として登った尊丘山と、現在は、初日の出参拝や一般登山客も利用する草野岳を繋ぐ登山道整備を図り、眺望を取り戻すことで、新たな清原の名所を改めて地区住民に継承する。 また、この素晴らしい自然・眺望を情報発信し、交流人口や関係人口の創出を図りたい。 今回の事業において、 ①定期的な登山道や縦走路並びに広場・休憩所の整備を行う。 ②登山ウォーキングイベントの開催、ボランティアガイドの育成。 ③ホームページ開設・パンフレット作成等により知名度の向上に取り組み、地域外からの登山者誘致を図る。 ④ここきよプロジェクトの体験コースとして連携を行う。 |
300千円 (2期目) |
「異世代協働ものづくり発信事業」 (田布施地区元気づくり委員会) |
田布施地区では、平成21年度から高齢者部を中心に「生きがいづくり」の活動を継続している。 令和元年7月からは菓子製造業・飲食店営業(その他)2種類の営業許可証を取得し、昨今では「生きがいづくり」活動のステージをステップアップし、椿油と並行して、よもぎ餅や焼き芋の販売と、椿油を使った卵焼きやふくれ菓子の試食プロモーションを実施するなど新たな加工品製造販売にチャレンジしている。 高齢者部など特定団体だけでは解決できないものづくりをはじめとした地域の問題点は、異世代協働で解決していくことが重要である。 また、加工品製造販売だけでなく、異世代協働で地元の新たなものづくりを発掘、新たなイベント、新たな手段で田布施地区の魅力を発信していく。 今回の事業において、 ①既存の椿油製造・販売に加え、新商品の開発を行う。 ②各種イベントや軽トラ市での出店販売を行う。 ③SNS等における地域の魅力発信を行う。 |
500千円 (1期目:新規) |
「ふるさと「かささ」ふれあい事業」 (笠沙地区振興協議会元気づくり委員会) |
笠沙地区は南さつま市の南西部に位置し、三方を東シナ海に囲まれた自然豊かなまちで、少子高齢化、過疎化、地域でのつながりの希薄化等により、コミュニティーの衰退は加速する一方である。 今回の事業はここにしかない新たな地域の魅力づくりとして、野間岬に繋がる雑木に囲まれた殺風景な道路沿いに、野間池漁港沿岸のふるさとを高台から眺望できる、いわゆるSNS映えする休憩施設を整備し、帰省客、観光客等、交流人口の増加を図り、たくさんの方々に「かささ」の魅力を知っていただくことで、漁業の担い手さがしや田舎ぐらしの促進につなげるとともに、地域住民が休憩施設の維持管理を自ら行い、各種手づくりのイベントを実施することで、地域の一体感とコミュニティーの充実を図っていく。 今回の事業において、 ①野間岬ふれあいウォーキングのコース区間における展望所整備へ向けた木の伐採や手摺りの設置 ②野間岬ふれあいウォーキングの開催 |
500千円 (1期目:新規) |