2016年1月14日(木)午後、南さつま市立坊津学園(小山裕校長)で、輝津館&坊津学園「海洋教育」事業の第3弾として、海の食文化体験教室「開店!寿司処"坊津学園"」が開催されました。日本財団の助成を受け、日本海事科学振興財団(船の科学館)が公募する「海の学びミュージアムサポート」の支援対象事業です。
今回は、坊津学園ランチルームと調理室において、宮田勝英さんと宮田勝一さんを講師として、海の食文化体験教室が実施され、坊津学園7年生と関係者、約20名が参加しました。
授業は、まずランチルームでの講話から始まり、今回使用した坊津の海産物をはじめ、日本から世界へ広がる海の食文化、海産物の「地産地消」、「海洋資源の計画的な利用」や「育てる漁業」といった海洋資源保護の取り組み等について学びました。
講話の後は調理室へ移動して、講師による地元坊津の海産物を使った寿司づくりの技を間近で見学し、講師と一緒に、坊津の海の幸を活かした寿司づくりにチャレンジしました。今回のメニューは、双剣鯖(ゴマサバ)の握り寿司、クルマエビの握り寿司、ミズイカ(アオリイカ)の手まり寿司、アナゴ(ミミガイ科の貝)の軍艦巻き、海苔(アオサ)の吸物の5品。子どもたちは、講師の指導を受けながら、熱心に軍艦巻きや手まり寿司などをつくっていました。調理の後、出来上がった寿司は、豊かな海の幸や水産業等に関わる人々に感謝しながら、美味しくいただきました。
この日の授業は、コミュニティ・スクール坊津学園の授業も兼ねて実施されました。