R1.08.23 令和元年9月記者懇談会

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令和元年9月記者懇談会を開催し、次のとおりご説明申し上げました。

■はじめに

 本日は、南さつま市の9月定例市議会を前に記者懇談会を開催させていただきました。

 大変お忙しい中、ご出席いただいた各報道関係の皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。

 6月下旬から7月4日にかけての梅雨前線豪雨停滞に伴う大雨に係る被害状況としては、「九州を中心に、降り始めからの雨量が1,000ミリを超えたところもあるなど、記録的な大雨となり、人的・物的被害が発生しました。

 本市においても、連続雨量は、600ミリ、7月3日の1日の雨量は、観測史上最大の350ミリを超え、警戒レベル4に当たる土砂災害警戒情報が発表されました。

 昼には災害警戒本部から災害対策本部へ移行し、自衛隊や国土交通省九州地方整備局の応援派遣をいただくとともに、警察署等の各関係機関と連携を図りながら、いち早く市内全域に避難指示を発令し、386世帯、635人が避難されたところであります。

 被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 県立薩南病院の建て替えにつきましては、先般8月16日に開催されました第3回「新薩南病院基本構想策定委員会」において、建設候補地として加世田村原の県有地が選定され、令和4年度中の開業を目指すことが確認されました。

 最終会合となる9月6日の策定委員会において、基本構想案が策定され、パブリックコメントを経て、10月に県が正式決定する予定となっております。

 今後、新薩南病院の開業に向けて全庁的に支援策を検討し、可能な限り協力をしていきたいと考えております。

■9月議会の概要

 8月30日から9月26日まで、28日間の会期で開催予定の令和元年第3回市議会(定例会)の内容等について、ご説明いたします。

 今回の定例市議会には、建設工事業務委託に関する協定の締結や補正額1億8,554万8千円の令和元年度一般会計補正予算(第4号)、平成30年度一般会計歳入歳出決算など40件の議案を上程いたします。

■平成30年度決算総括(財政状況)

 平成30年度の一般会計、特別会計及び企業会計のそれぞれの決算状況については、配布してある決算書のとおりでありますが、普通会計決算の概要について申し上げます。

 歳入歳出決算における実質収支は、11億8,280万9千円の黒字となり、前年度末と比較しますと1億6,237万1千円、率にして15.9パーセントの増となりました。

 次に、平成30年度末における地方債の残高は、304億8,728万9千円となり、前年度末と比較しますと8億1,377万円、率にして2.7パーセントの増となりました。

 今後も、計画的な市債の発行に努めるとともに、後年度地方交付税で措置されるものを優先して借り入れ、将来の財政負担の軽減を図りたいと考えております。

 また、平成30年度末における基金の残高は、175億6,663万8千円となり、前年度末と比較しますと7億405万7千円、率にして4.2パーセントの増となりました。

 今後も可能な限り基金の額を確保し、段階的な地方交付税の縮小に備えるとともに、社会保障費等の増嵩(ぞうこう)や新たに取り組まなければならない施設整備などの財政需要に対応していきたいと考えております。

 平成30年度の決算におけるその他の主な財政指標については、財政力指数が0.28で前年度と変わらず、また、財政の弾力性を示す数値である経常収支比率は91.5パーセントで前年度より1.1ポイントの増となりました。

 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく報告案件であります平成30年度南さつま市健全化判断比率及び資金不足比率についてでありますが、実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、「なし」となっております。

 実質公債費比率については、平成28年度からの3年平均では7.4パーセントとなり、前年度より0.3ポイントの増となりました。

 将来負担比率については、前年度に引き続き「なし」となり、前年度より8.7ポイント改善しております。

 次に、公営企業における資金不足比率については、全ての公営企業で資金剰余となったことにより、「なし」となっております。

 以上のとおり、平成30年度南さつま市の決算における健全化判断比率及び資金不足比率については、いずれも法律で定められた早期健全化基準及び経営健全化基準以下の比率となっております。

■市政概要(当面の課題)

 市政概要報告の「2.防犯体制の確立」についてでありますが、市内企業より、企業創立50周年記念事業として、市公用車にドライブレコーダーを寄贈していただいたことを契機に、8月22日、市と南さつま警察署は、「安全・安心なまちづくりの推進に関する協定」を締結しました。

 今後は、市が設置している防犯カメラ分も含め、収集した画像情報等を、犯罪等の解決のため必要な場合に限り、南さつま警察署へ提供します。

○金峰地域義務教育学校開校に向けた取組について

 「5.学校教育の推進についての(1)金峰地域の義務教育学校開校に向けた取組」につきましては、校名募集を行い、市内外からの募集を基に、新しい義務教育学校の校名を「金峰光穂館(きんぽうこうすいかん)」といたしました。

 この校名には、子どもたちがふるさと「金峰」を愛し、誇りとするとともに太陽の光を受けて光り輝く稲穂のように、心豊かで世界にはばたくように、学校が地域に開かれ、地域に愛され、地域の拠点となるようにとの願いが込められております。

 今後、「子どもたちにとって何が大切か」を基本に、金峰地域の学校再編の経過等を含め、総合的に検討し、すすめてまいります。

■今後の行事・イベント等の予定

 次に今後の行事・イベント等について、主なものをご説明いたします。

○2019 南さつまフェスタ

 9月23 日、恒例の「南さつまフェスタ」を開催いたします。本町通りをメインとする「ふるさと総踊り」には、約1,500人を超す踊り連が参加を予定しております。また、「しやくしょマルシェ」や「消防フェスタ」を合同開催しますので、本市の魅力を多くの方に堪能していただきたいと思います。

○燃ゆる感動鹿児島国体サッカー競技リハーサル大会について

 10月12日から13日、燃ゆる感動かごしま国体サッカー競技リハーサル大会(第55回全国社会人サッカー選手権大会)として、南さつま市・霧島市及び志布志市の3市で共同開催いたします。

 全国各地域の予選等を勝ち抜いた32チームが参加し、本市には、12チームが訪れ、「OSAKO YUYA stadium」等3会場で熱戦が繰り広げられます。