令和3年8月記者懇談会を開催し、次のとおりご説明申し上げました。
■はじめに
デルタ株の影響等により、爆発的な感染拡大となっている新型コロナウイルス感染症の影響により、鹿児島県は、今月13日には「鹿児島県緊急事態宣言」を発令し、17日には鹿児島県に政府の「まん延防止等重点措置」適用が決定したところです。
本市におきましても、先の定例市議会以降、昨日8月19日現在、38例の感染者が確認され、特に8月4日以降、本市職員の感染も複数確認され、私が防災無線にて、市民の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしていることをお詫びし、感染防止についてのご協力のお願いをしたところです。
庁舎につきましては、職場や庁内の消毒など必要な対策を直ちに行い、通常どおり開庁したところですが、今後も職員に対して注意喚起を行うとともに、感染予防対策に努め、今まで以上に市民の皆様の安全を最優先に感染症拡大防止に全力で取り組んでまいります。
■新型コロナウイルス感染症対策について
「鹿児島県緊急事態宣言」を受けての対応につきましては、県施設等の利用制限を受けて、本市でも8月末日まで一部の施設の利用制限を行っておりますが、政府の「まん延防止等重点措置」を受けまして、引き続いて9月12日まで延長する予定としております。
学校関係につきましても、夏休み中の部活動の停止と本日20日の出校日を中止したところです。
また、「まん延防止等重点措置」を受けての飲食店の対応につきましては、県からの営業時間短縮の要請を受けまして、対象となる店舗に呼びかけ行っております。
「新型コロナウイルス感染症にかかるPCR検査実施費用助成」については、本事業は、市民の方で感染の不安があっても行政検査の対象とならないPCR検査を希望する方を対象に、検査費用の8割(上限2万円)を年間2回まで助成するものであります。
昨年12月から本事業を実施しており、昨年度は4か月間で251件、月平均にしますと60件余りでしたが、本年度は増加傾向にあり、特に7月は78件、8月は昨日現在で80件と増加しているところです。
引き続き本事業を実施し、市民の皆様の感染への不安を少しでも解消してまいりたいと思います。
「新型コロナウイルスのワクチン接種」でありますが、本市においては、7月29日現在で満12歳以上の皆さんに接種券の発送を終えております。
また、ワクチンの接種状況につきましても、8月19日現在で65歳以上の方の約9割の方が2回接種を終えられており、また、全体でも2回接種を終えた方が5割を超えております。
本市は、医療機関による個別接種のみとなっておりますが、医師会の皆様のご理解、ご協力により、県、国以上の接種率となっているところです。
しかしながら、今後とも気を緩めることなく、基本的な感染症対策の必要性を広報、周知してまいります。
■新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について
「感染防止 めざせ安心10倍商品券」でございますが、全市民に1,000円で10,000円分の商品券を販売するものでございます。
利用期間は、9月13日から来年の1月31日までで、特に今回は、10,000円の商品券のうち、コロナ禍で疲弊している飲食店を支援するため、飲食店だけに使える商品券を3,000円分設けておりますので、テイクアウトや家族での食事会などに使っていただければと思います。
また、「新しい生活様式・営業スタイル推進事業」といたしまして、6月30日まで、感染症予防備品等の購入に対して補助をいたしました。
次に、「ふるさとの宝 学生応援プロジェクト」につきましては、市外にいらっしゃる本市出身の学生の皆様に、市内産の新米やお茶などの農産品や、地域特産品をお送りし、自分が生まれ育った郷土の味を味わうことでふるさとに思いを馳せ、勉学などに励んでもらえるよう応援する事業となっております。
■2022吹上浜砂の祭典について
2022年も、市役所前市民交流広場を中心とした「まちなか」で開催することとし、期間は令和4年5月3日~5日の3日間と決定いたしました。
今後、砂像テーマなども決まってくるかと思いますが、PR等をよろしくお願いいたします。
■金峰学園校章決定
この度、令和5年4月1日に開校する「義務教育学校金峰学園」の校章が決定いたしました。
今後親しまれる学園になるようにとの願いを込めたデザインになっております。
■大雨災害について
8月11日から19日の連続雨量は、最大で653ミリを記録し、万之瀬川は氾濫危険水位の5.80mを超え、加世田川も氾濫危険水位4.80mに迫る状況となりました。
本市としましては、災害対策本部等を設置するなど対応に努め、 8月16日、17時30分には高齢者等避難を発令、翌17日未明には、土砂災害警戒情報発表に伴い、避難指示を発令し、最大で58世帯、85人が避難されたところであります。
幸いにも、この豪雨による人的被害等はなかったところですが、農作物や道路・施設等における崩土・路肩決壊など、市内各地で被害が発生しました。
被害を受けられた市民の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、復旧に向けて迅速かつ全力で取り組んでまいります。