R06.02.16 令和6年3月記者懇談会

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 元日に発生した令和6年能登半島地震及び、その支援活動に向かっていた海上保安庁機の事故により、お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 現在も被災地では、復旧、復興に向けた懸命な取組が続いており、今回のように大きな災害はいつどこで起こるか分かりません。

 市民の「命と暮らし」を守り、安心して暮らせるまちづくりが大事であると改めて実感しており、日頃からの備えの重要性を再認識したところです。

 また、先日、本市の養鶏場で発生しました高病原性鳥インフルエンザ感染につきましては、鹿児島県や県建設業協会加世田支部のほか関係者、関係機関の迅速な防疫措置に対し、感謝と敬意を表しますと共に、今後も関係機関等と連携を図りながら、感染拡大防止ならびに早期終息に、全力で取り組んでまいります。

■令和6年度当初予算(案)について

 一般会計の当初予算は、前年度との比較で、約198,000万円、率にして約6.6パーセントの減となりました。

 当初予算に計上しました主な大型事業としましては、新クリーンセンター施設整備事業として、115,238万円。

 これは、南薩地区衛生管理組合が令和6年9月に供用開始予定の南薩地区新クリーンセンターの工事費を構成4市で負担するための経費となっています。

 続いて消防・防災施設整備事業として、43,209万円。

 これは、市民の生命・身体及び財産を災害等から保護し、安心安全な暮らしを確保するため、防災行政無線の操作卓等の改修や、常備消防(消防署・分遣隊)及び非常備消防(消防団)が災害発生時に活用する施設、車両等の整備を行います。

 また関連して、「避難所備品等整備事業」において、これまでの大規模災害時の備蓄品のあり方を検証し、保管場所や数量等を見直し、避難所としての機能強化を促進します。

 続いて高齢者健康増進「よか日だな」事業として、1億5,492万円。

 これは、今年度で2年目となりますが、65歳以上の市民を対象に「はりきゅう」「温泉」「バス・タクシー」で利用できる、高齢者共通利用券「JSKチケット」2万円分を65歳以上の市民に交付するための経費となっています。

 続いて企業立地対策事業として、1億3,124万円。

 県外で開催される企業立地懇話会や個別の企業訪問による誘致活動に取り組むとともに、令和4~5年度に立地協定を締結した企業に対して企業立地支援補助金を交付し、新たな企業進出を支援します。

 4特別会計と3企業会計を加えました予算総額は、4221,9952千円となり、前年度比較では、約188千万円、率にして4.3パーセントの減となっております。

■安心で元気あふれるまちづくり            

 健康づくりや子育て支援の推進に係る経費として「健康ポイント事業のデジタル化」「結婚新生活支援事業」などを計上しています。

■産業おこしで躍動するまちづくり               

 農林水産業の振興や、商業、観光業の振興に係る経費として「半島資源を活かした「旨魚(うまいよ)!南さつま」の特産品づくりとブルー・ツーリズム推進事業」「魅力ある観光推進事業」などを計上しています。

■自然環境と調和した災害に強いまちづくり            

 交通網や住環境、公園整備のほか、「便利に再生」公共交通リニューアル事業」「脱炭素推進事業」などに係る経費を計上しています。

■未来を創る人と文化を育むまちづくり         

 教育環境の整備や「教育の情報化推進事業」、「加世田運動公園整備事業」などに係る経費について計上しています。

■多様性が尊重され誰もが共生できるまちづくり          

 「南薩地域振興局跡地活用検討事業」「国際・国内交流事業」「移住・定住の推進」などに係る経費を計上しています。

■ふるさと納税寄付金                 

 ふるさと納税によりいただいた寄附金につきましては、寄附者の方が希望する用途に応じた4つの事業のほか、「市民の生活環境向上のための事業」に重点的に配分し、基金繰入金として182,000万円を活用することとしております。

■新南薩クリーンセンターの名称について

 日置市・南九州市・枕崎市・南さつま市の4市で整備を進めているごみ処理施設、新南薩地区クリーンセンターの名称が「なんさつECOの杜」に決定しました。

 「なんさつECOの杜」は、今年9月に本稼働を予定しています。

■南薩地域振興局跡地活用検討について

 次に、令和9年度末頃までに南九州市へ移転する現南薩地域振興局の跡地については、昨年12月に鹿児島県知事が無償譲渡する方針を明らかにしたことから、その跡地活用について、今後、庁内に作業部会を設けて具体的に検討し、市民の皆さんや議会のご意見をお伺いしながら、新たなにぎわいの場として、多様な人々が集う南薩地域のランドマークとなる広域交流拠点施設の整備など、賑わいのあるまちづくりに向けて構想してまいります。

■南さつま市中学校在り方検討委員会

 南さつま市中学校在り方検討委員会については、昨年10月に委嘱を行った22名の委員において、加世田・万世・大笠の3つの中学校における生徒数の推移や施設の状況などを踏まえ、学校の施設整備や将来の中学校の在り方について検討を行っていただいているところであり、今年10月をめどに答申いただく予定となっています。

■ふるさと納税について

 ふるさと納税につきましては、本年度も市外から多くの方々に寄附をいただき、寄附額は、2月14日現在、約599,800万円となっております。

 これは、今までふるさと納税に取り組んでまいりました中で過去最高の金額となっており、多くの寄附をいただいておりますことに誠に感謝しております。

 今後とも業務の委託先である市観光協会や返礼品事業者による「チーム南さつまふるさと納税振興協議会」と連携したPR等に努め、寄附額の確保による地域経済の活性化を図ってまいります。

2024吹上浜砂の祭典について

 2024吹上浜砂の祭典は、5月3日~5日の3日間、南さつま市役所を中心とした「まちなか」で開催いたします。
 
「砂さんぽ~世界の宝物を探しに行こう~」をテーマに、世界の名所や世界遺産を砂像で表現し、「まちなか」で世界中を"さんぽ"している気分を大人から子どもまで一緒に楽しめるような空間を創造していきます。

■市制施行20周年に向けた取り組みについて

 先日14日にNHK「のど自慢」が、令和6121日に南さつま市金峰文化センターで開催されることがNHKのホームページで公表されました。令和7年度に迎える市制施行20周年に弾みをつけるとともに、全国へ本市をPRできる機会として活用してまいります。

■今後の行事・イベント予定

 今年4月に加世田小学校へ統合される、長屋小学校・内山田小学校の閉校記念式典につきましては、各学校実行委員会により様々計画されているようでございます。