2月12日(水)、記者懇談会を開催いたしました。
今年は、市制施行20周年を迎える年であります。合併して、南さつま市 旧1市4町の中で公共施設の整備も含めて、様々な行政改革を含め、順調に事を進めてまいりました。
20周年を祝う諸事業も展開してまいりますが、過去を継承しながら、これから先の未来に向かって、持続可能な南さつま市を作り上げるということを確認する大事な年であると思っております。
■令和7年度当初予算(案)について
一般会計の当初予算は、前年度との比較で、約25.7億円、率にして約9.2パーセントの増となりました。
当初予算に計上しました主な大型事業としましては、(仮称)教育行政棟整備事業として、15億2,509万円。
これは、南さつま市民会館大ホール跡地に教育委員会事務室や会議室等の機能を備えた、(仮称)教育行政棟を建設するための費用です。
続いて公共施設等除却事業として、4億9,210万円。
これは、市民会館大ホールや笠沙支所旧庁舎、坊津支所久志出張所旧庁舎の解体工事、旧教職員住宅等の解体設計に関する費用です。
続いて大浦支所庁舎・ふれあいセンター整備事業として、2億8,919万円。
これは、大浦支所庁舎の改修及び機能強化、また、大浦地区公民館を大浦ふれあいセンターに移設し、図書館・郷土資料室などと一体とする施設改修を行うものです。
特別会計と企業会計を加えました予算総額は、454億9,731万2千円となり、前年度比較では、約32.8億円、率にして7.8パーセントの増となっております。
■安心で元気あふれるまちづくり
健康づくりや医療体制の充実に係る経費として「帯状疱疹ワクチン接種事業」や「産科医療支援事業」などを計上しています。
■産業おこしで躍動するまちづくり
農林水産業の振興や、商業、観光業の振興に係る経費として「農地耕作条件改善事業【スマートモデル金峰地区】」や「長屋山バイオトイレ設置事業」などを計上しています。
■自然環境と調和した災害に強いまちづくり
交通網や住環境、下水道等の整備のほか、「家庭用防災用品等購入費補助事業」などに係る経費を計上しています。
■未来を創る人と文化を育むまちづくり
教育環境の整備や「いじめ・不登校対策推進事業」、「学校給食費無償化事業」などに係る経費について計上しています。
■多様性が尊重され誰もが共生できるまちづくり
「国際・国内交流事業」や「地域元気づくり事業」「国勢調査の実施」などに係る経費を計上しています。
■ふるさと納税寄付金
ふるさと納税によりいただいた寄附金につきましては、寄附者の方が希望する用途に応じた4つの事業のほか、「市民の生活環境向上のための事業」に重点的に配分し、基金繰入金として18億1,000万円を活用することとしております。
■"オール南さつま" きばっど商品券について
エネルギー・食料品等の物価高騰の影響を受けている市民生活を支援するため、国の交付金等を一部活用したプレミアム付き商品券「"オール南さつま"きばっど商品券 くらしニコニコ10倍商品券」を販売します。
■市制施行20周年記念関連事業
平成17年11月7日に南さつま市が誕生して、今年で20周年を迎えます。
9月23日には、ふれあいかせだにおいて記念式典の開催を予定しております。
当日は、南さつまフェスタふるさと総踊りも、ゆめぴか本町通りで開催されます。
■2025吹上浜砂の祭典について
2025吹上浜砂の祭典は、5月3日~5日の3日間、南さつま市役所を中心とした「まちなか」で実施いたします。
「砂さんぽ~ようこそ!おとぎの国へ~」をテーマに、童話の世界をを美しい砂の彫刻で表現し、訪れた人々に懐かしさと感動体験を提供します。
また、海外砂像彫刻家3名の招聘や、砂像コンテストの開催を予定しています。
■友好都市交流事業について
友好都市交流事業については、令和5年に台湾高雄市旗津区と、砂像文化やサイクリングをきっかけとした友好交流覚書を締結しておりますが、さらなる都市交流を進めることを目的とした『友好都市盟約』を締結いたします。
また、平成27年5月に締結した北海道旭川市との姉妹都市盟約が10周年を迎えるにあたり、記念式典を行います。
両式典とも、5月3日に開催される吹上浜砂の祭典のオープニングにおいて実施いたします。
高雄市旗津区、旭川市ともに交流砂像の制作及び協定締結の経緯を紹介するブース等を砂の祭典会場にて設置する予定です。
なお、旭川市との交流においては、9月に旭川市にて開催の『北の恵み食べマルシェ』にて商品販売や、旭川市での姉妹都市10周年記念式典に出店業者や郷土芸能を含めた多くの訪問団等を派遣し、官民ともに両市の相互交流を深めてまいります。
■第7回全国シクロサミットについて
自転車を活用したまちづくりに関する課題や解決策の共有を図ると共に、それぞれの地域における自転車活用推進事業に向けた機運を醸成する「第7回全国シクロサミット」を開催します。
このサミットは、私も発起人である「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」が主催するもので、全国9ブロック417の会員自治体が一堂に会するイベントであります。
5月17日にシンポジウムや子どもたちによる自転車演技、翌5月18日には、関連イベントとして2025ツール・ド・南さつまを実施します。