平成29年12月記者懇談会を開催し、次のとおりご説明申し上げました。
12月15日から来年の1月12日まで、29日間の会期で開催予定の平成29年第５回市議会（定例会）の内容等について、ご説明いたします。
今回の定例市議会には、新たな副市長及び固定資産評価委員に南さつま市総務企画部長の竹ノ内淳郎氏を、そして新たに識見を有する監査委員に加藤健氏を、及び議員のうちから選任する監査委員に上村研一氏を選任するために議会の同意を求める議案や農業委員会等に関する法律が改正され、農業委員会委員の選出方法が公選制から任命制に変わり、新たな農業委員会制度のもとで初めて任命する19人の農業委員会委員について、議会の同意を求める議案など23件の人事案件の議案を上程いたします。
その他、補正額4億218万7千円の平成29年度一般会計補正予算（第４号)や５つの特別会計補正予算、そして「加世田運動公園」など58施設に係る指定管理者の指定など計62件の議案を上程いたします。
■市政概要（当面の課題）
本市における当面の課題についてですが、
○公共下水道について
公共下水道事業につきましては、処理場予定地の敷地造成工事が11月下旬に完了し、現在、平成30年度の本格的な工事着手に向けて、詳細な設計業務を進めているところであります。
○光ブロードバンドの整備について
光ブロードバンドの整備につきましては、未整備地区の住民（4,607世帯）及び事業所（264事業所）に対して、アンケートを実施したところであります。今後は、アンケートの分析結果などを参考に、整備するエリアや事業年数などの実施計画書を12月末を目途に策定し、平成30年度から事業に着手していきたいと考えております。
■今後の行事・イベント等の予定
○鑑真大和上の遺徳を偲ぶ集い
12月20日に鑑真記念館において「鑑真大和上の遺徳を偲ぶ集い」が開催されます。
今回は東大寺から寄贈していただいた椿の植樹を行いますが、これは平成27年に東大寺の椿を挿し木で育てた苗を唐招提寺からもらい、植樹しておりましたが、台風などの影響で枯れてしまったため、このことを唐招提寺からお聞きした東大寺が樹高約３ｍの椿（糊こぼし）１本を寄贈することになったものであります。
東大寺寄贈の椿の植樹に合わせ、今回は唐招提寺からの出席者24人に加え、東大寺からも21人が出席いたします。
○南さつま市七蔵焼酎「わげぇたいのしょつを愉しむ夕べ」
来年の２月11日に地域内外の焼酎愛飲者や初心者を対象とした３部構成の南さつま市七蔵焼酎「わげぇたいのしょつを愉しむ夕べ」が開催されます。
意外と知らない焼酎の歴史や製造方法などについての講話や新旧の杜氏によるパネルディスカッションの他、第３部では新酒や限定酒など飲み放題の「郷土料理と七蔵焼酎大試飲会」を実施します。
ぜひ、この機会に地元七蔵の焼酎をご堪能いただければと思います。
○かごしま春の３大ウォーク「第６回南さつま海道鑑真の道歩き」
来年の２月24日と25日にかごしま春の３大ウォークである「第６回南さつま海道鑑真の道歩き」を開催いたします。
例年の４つのコースに加えて、新たな取組みといたしまして、距離に不安のある方や体に不自由のある方など、誰でも気軽に参加できる約３㎞の平たんコースを新設し、試行的に50人定員で実施します。
また、参加者へのおもてなしや駐車場の確保などを行なうことを目的として、事前申込の参加料金を引き下げます。
道歩きでは、地元の方々の「おもてなし」や会話を楽しみながら、南さつま海道の雄大な景色を堪能していただきたいと思います。
このほか、本市では、年末から新春に向けて、様々な行事・イベントを実施いたします。多くの市民の皆さんがイベントを盛り上げるため、一緒に頑張ってくださっておりますので、ぜひそのような場面も取材していただきたいと思います。
また、資料はございませんが、南さつま市にゆかりのある３人の方が秋の叙勲で１人が瑞宝小綬章を、２人が瑞宝単光章を受章されました。
「叙勲褒章祝賀会」は受章者が出席を辞退したため、開催いたしませんが、お三方のご功績が広く認められたことは、この上ない喜びであり、栄えあるご受章を心よりお祝い申し上げます。