さる2月25日に開会いたしました、今定例市議会におきましては、令和4年度一般会計予算をはじめ、条例その他、「第3次 南さつま市総合振興計画」をはじめとする多数の重要案件及び補正案件等につきまして、熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。
さて、全国で1日2万人規模の新型コロナウイルス感染者が確認される中、鹿児島県においては、新規感染者数は下降傾向となっており、「爆発的感染拡大警報」は継続されたものの、まん延防止等重点措置は3月6日をもって終了となり、また、18都道府県への適用も22日から全面解除となりました。
しかし、その後、本市においては日々新規感染者が確認され、累計で210人を超える感染者数となっております。
政府は4回目のワクチン接種の実施に向けて検討に入っておりますが、まずは、現在進めております3回目の接種をはじめとする感染症拡大防止対策を継続し、市民の健康と命を最優先に、覚悟と責任を持って取り組んでまいりたいと思います。
2月24日、ロシア・プーチン政権は、ウクライナへの軍事侵攻を開始し、その後、停戦に向けた双方による協議が行われておりますが、いまだ大きな進展に至らず、子供を含む多くの市民の命が犠牲となっております。
このウクライナ侵攻は、明白な国際法違反の侵攻であり、尊い命と平和な生活を奪うロシアの暴挙は、断じて許容できません。
恒久平和と核兵器の廃絶を念願し、平和都市であることを宣言した南さつま市の市長として、全世界の人々が等しく平和で平穏に暮らせるよう、1日も早い全面停戦を強く願っております。
また、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁などの影響もあり、原油価格が高騰し、ガソリンなど各種石油製品や、生活に関連した様々な物・サービス等の価格上昇を引き起こし、暮らしへの影響が長引く懸念が強まっております。
離島をはじめ、県内の経済や住民生活に多大な影響を及ぼす原油等価格高騰は喫緊の課題でありますことから、明後日、県市長会会長として、県町村会会長と共に、県知事に緊急の要請を行い、迅速な対策の実施をお願いすることとしております。
3月16日、午後11時36分ごろ、宮城、福島両県で、福島県沖を震源とする震度6強の地震が発生しました。
被災された皆様方に対し、心からお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。
なお、総務省は、3月22日付けにて令和3年度3月分の特別交付税を配分し、本市の令和3年度の配分総額は、前年度比4.3%増の14億4,378万2千円となりました。
県内19市では、薩摩川内市、鹿児島市、霧島市に次ぐ県内4番目、人口1人当たりでは、垂水市に次ぐ県内2番目となりましたことを報告いたします。
今定例市議会においてご承認いただきました、「第3次南さつま市総合振興計画」のもと、少子高齢化と人口減少に歯止めをかけ、住む人・通う人・想いを寄せる人など、誰もが望む場所で望む形で活躍できる「住みたい 働きたい 訪れたい 誰もが主役になれる 南さつま」創造のため、限られた財源と各種制度を有効に活用しながら、4年後の市制20周年に向け、スピード感をもって、全力で様々な取組みを推進してまいります。
今後とも更なるご理解・ご協力の程をよろしくお願い申し上げ、閉会のあいさつといたします。