明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げますとともに、素晴らしい年になりますようご祈念申し上げます。
私は、先の市長選挙におきまして、市民の皆さまの温かいご支援を賜り、第2代南さつま市長として市政の舵取りを担うことになりました。その責務の重大さに改めて身の引き締まる思いであります。
少子高齢化による人口減少時代が到来し、地方分権が進展する中で、市町村は、行財政基盤を強化し、より効率的な行財政運営を行うことが求められています。その中で平成の大合併が行われるとともに、社会経済情勢が混迷する中で、地方自治を取り巻く環境は、ますます速いスピードで変化していくことを先ず受け止めなければならないと思っております。
こうした中で、南さつま市は、全国平均と比較して少子高齢化と過疎化が一段と進行しています。集落や地域においては、生きる力に格差が現れています。また、市役所の改革や産業の振興、雇用の創出や災害対策、介護や福祉、子育てなどの面において、多くの課題が山積しています。併せて、深刻な財政状況についても、健全化に向けた取組みが求められています。
これらの課題を解決し、的確に市政を運営していくためには、常に市民の声に耳を傾け、市民目線で、現場主義を実践することだと思っています。
私は、選挙を通じて、これからの南さつま市のまちづくりについて、7つの柱を市民の皆さまにお示しいたしました。
- 無駄を省き、問題の先送りをしない市役所に改革!
- 産業力を再生し、雇用の確保を図り、定住を促進!
- 田舎の生きる力を取りもどし、集落活動に笑顔を!
- 健康・長寿・子宝・子育てを支援し、元気な市民を!
- 観光・交流・スポーツの力で、地域経済を活性化!
- 教育・文化を振興し、ふるさとを愛する人づくり!
- 市民が安心して暮らせる住みよい生活環境の整備!
これらを中心に、南さつま市4万人、すべての市民のために、地域の生きる力を高め、「次世代に誇れる南さつま市」の実現に向けて、職員一丸となって努力していく覚悟であります。
これからの市政運営には、市民の皆さまのご理解、ご協力が何よりも大切でございます。全力を傾けて頑張ってまいりますので、どうか温かいご支援を賜りますようお願い申し上げ、就任のごあいさつとさせていただきます。