令和2年6月臨時記者懇談会を開催し、南さつま市新型コロナウイルス感染症対策について次のとおりご説明申し上げました。
■はじめに
本日は、南さつま市新型コロナウイルス感染症対策について記者発表させていただきます。
大変お忙しい中、ご出席いただいた各報道関係の皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。
本市におきましては、新型コロナウイルス感染症発生以降、広報紙等による感染症予防の啓発に努める一方、国の補助事業を含め、様々な経済対策を行ってまいりました。
全世帯、一人あたり10万円を給付いたします「特別定額給付金」におきましては、6月26日までに対象17,350世帯のうち、16,757世帯に給付予定で、96.6%の給付率となる見込みとなっております。
8月12日が申請期限となっておりますので、申請漏れのないよう広報紙等で周知に努めております。
本市独自の経済対策といたしましては、第1弾として「事業継続支援給付金」や「宿泊事業者等支援給付金」など、事業継続に苦慮している事業者の方々を支援するための給付金事業を行ってまいりました。
第2弾といたしましては、特に売り上げが減少し、経営を圧迫している飲食サービス業を対象にした「飲食店2億円ジャンボ商品券」の発売を行い、市内の経済活性化に向けた取り組みを進めてまいりました。
この商品券につきましては、限定20,000セット、額面にして2億円の商品券ということで販売しておりますが、6月13日の発売日から10日余りの6月24日現在で、約1万8,700セットを売り上げております。
おかげさまで、市内の飲食店では早くも効果が表れ、利用する市民の方々で徐々に賑わいを取り戻しているようです。
■議案について
それでは、議案についてでございますが、今回は、6月30日の最終本会議の日に「追加議案」として補正額5億9,581万7千円の令和2年度一般会計補正予算(第5号)議案を上程いたします。
内容につきましては、新型コロナウイルス感染症対策関係の国の補助事業及び市の単独事業の補正予算でございます。
市単独事業といたしまして、経済対策第3弾として、多くの商店等で利用できる「"オール南さつま"きばっど商品券事業」をはじめ、様々な経済対策を打ちだしております。
きばっど商品券は、約3万4,000人の市民全員が対象で、額面10,000円分の商品券を1,000円で購入することができる10倍プレミアム商品券となっており、10月からの利用に向けて準備を始めたいと思っております。
この商品券を、ぜひ市民の皆様にご購入いただき、本市経済の活性化に一役買っていただければと思っております。
また、私立高等学校等学校再開支援事業につきましては、県の要請に応じて県外出身寮生を2週間ホテルに滞在させるなどの対応をとっていただきました「学校法人希望が丘学園」に対し、ホテルに滞在する経費等の補助を行うものです。
農畜産業に対しましても、特に影響の大きかった「花き・茶業・畜産業」につきまして、それぞれに支援金を交付することとしております。
ほかにも、国の補助事業といたしまして、小中学校パソコン整備事業(GIGAスクール事業)につきましては、タブレットパソコンの一人一台配備について、当初予算では一部の学年に限って予定しておりましたが、今回、小中学校、義務教育学校のすべての児童生徒に配備することといたしました。
今後とも、「新しい生活様式」の実践に取り組みながら、感染リスクはゼロにならないという危機感を持ちつつ、市民の皆様の健康で安心安全な生活を守るため、市民の皆様、関係機関と一丸となって、様々な対策を実行してまいりたいと思います。