H29.02.17 平成29年3月記者懇談会

ページ番号:E024033更新日:

 平成29年3月記者懇談会を開催し、次のようにご説明申し上げました。

 本日は、南さつま市の3月定例市議会を前に記者懇談会を開催させていただきました。大変お忙しい中、ご出席いただいた各報道関係の皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。

 本市ではこれまで、「南さつま市総合振興計画 夢を紡ぐセカンドステージ」に基づき、市民の皆さまとともに協働のまちづくりを進めてまいりましたが、平成29年度からの5年間は「第2次南さつま市総合振興計画」を基本に個々の取組を具体的な実行に移し、人口減少に歯止めをかけ、「住みたい 働きたい 訪れたい 南さつま」創造のため、市民の皆さまと一緒に全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 さて、平成29年第1回市議会(定例会)を2月23日から3月24日までの30日間の会期で開催することとしております。今議会に上程する議案件数は、平成29年度一般会計予算(案)など52件です。

 私からは、平成29年度当初予算における予算編成の考え方と平成29年度の主な施策や取り組みについて、ご説明させていただきます。

 平成29年度の南さつま市の一般会計予算については、総額で239億8,800万円、対前年度比で11億6,000万円、率にして約5.1%の増額予算となりました。また、9特別会計と2事業会計を合わせた全会計では、総額で389億7,338万6千円、対前年度比で約14億6,000万円、率にして約3.9%の増額予算となっています。平成29年度の予算編成の基本的な考え方につきましては、新たに策定する「第2次南さつま市総合振興計画」に基づき、各種施策の充実・強化を図ることとしました。また、国の合併支援策が段階的に縮小される中、持続可能な財政運営のために引き続き財政規律の保持に努めながら、合併特例債の発行期限である平成32年度までに公共施設の改修など、先送りできない喫緊の課題に取り組むための予算を計上しました。

 

 次に、重点事業について説明いたします。

 第1は、子育て・教育に対する支援を強化する事業であります。本市は20歳台から40歳台の層が薄く、高齢化が進行し、医療費が増加している状況にあることから、今後の社会基盤の充実を図るため、働き世代・子育て世代をしっかりと支えていかなければならないと考えております。そういう考え方に立って、新たに学校給食費を無償化するとともに、奨学金制度の拡充、保育園・幼稚園の保護者負担の軽減、中学生までの医療費無料化、出産祝い金の支給などを引き続き実施してまいります。また、少子化により入学者の確保が大きな課題となっている市内3高校の活性化を図り、学校の魅力を発信する事業を支援するため、新たに「南さつま飛びたて高校生」事業に取り組むこととしました。この事業は、企業版ふるさと納税対象事業となるように、現在国に地域再生計画の申請を行っているところであります。

 第2は、健康で安心・安全なまちづくりを目指した事業であります。健康寿命を延ばすために、温泉の割引券や健康ポイントの支給事業をはじめ、つわちゃんバス・タクシーの運行、増え続ける空き家対策、ヤンバルトサカヤスデ対策など市民生活に密着した事業を引き続き充実してまいります。

 第3は、公共施設等の改修、除去事業であります。大笠分遣所の整備や陸上競技場等の改修のほか、閉校となった玉林小学校などの解体除去に積極的に取り組むこととしました。これは、将来の市の財政負担を軽減するために、施設の適正な配置や維持管理を定めた公共施設等総合管理計画に基づき、合併特例債の発行期限である平成32年度までに、先送りできない施設の改修や解体除去を進めていくものであります。

 医療・介護・病院の特別会計に対する一般会計からの繰出し金は年々増加を続け、平成29年度は18億5,000万円に達する見込みです。平成28年度当初予算と比較しますと約2億5,000万円の増加となり、将来に向けて大きな懸念材料となっています。次に、市債の残高は、平成29年度末で約299億円程度と平成28年度末より8億円程度の増加を見込んでおります。一方、基金の残高については、平成29年度末では約145億円程度の基金を確保できる見込みであります。今後、合併に伴う国の財政支援策が段階的に縮小されていくことから、行財政改革に手を緩めることなく、引き続き財政規律の保持に努めていく考えであります。

 

 次に、平成29年度における主な取り組みや事業についてですが、「第2次南さつま市総合振興計画」に掲げる6つの施策にそれぞれ分類してございます。

 1番目の「健康で安心して暮らせるまちづくり」の施策については、市民が安心して健やかに活き活きと暮らせるまちづくりを目指します。

 主な事業といたしましては、・・・

○すこやか子ども医療費助成事業                 

「すこやか子ども医療費助成事業」につきましては、子どもの健康と健やかな育成を支援するとともに、保護者の経済的負担の軽減を図るため、引き続き、中学生までの子どもに係る医療費の助成を行います。

○保育園・幼稚園保護者負担軽減事業               

「保育園・幼稚園保護者負担軽減事業」につきましては、子育て世代の生活支援を推進するため、保育施設の利用者負担額について、国徴収基準額の50%負担軽減を実施します。また、私立幼稚園に就園している園児の保護者に対して補助を行い、保護者の経済的負担の軽減を図ります。

○南さつまっ子誕生お祝金支給事業                

「南さつまっ子誕生お祝金支給事業」につきましては、次世代を担う子どもの出生を祝福するとともに、健やかな成長を願い、出産に対しお祝い金を支給し、子育て世代の生活を支援します。

○産み育てやすい環境づくり推進事業         (一部新規)

「産み育てやすい環境づくり推進事業」につきましては、妊婦健康診査等に関わる費用の補助や産後の母子の心身のケア及び育児サポートなど、妊婦期から切れ目のない子育て支援を行い、安心して子どもを産み育てることのできる環境づくりを推進するとともに、不妊に悩む夫婦の負担軽減を図るため、不妊治療費の助成を行います。

○伸ばせ健康寿命よか湯だな事業           (一部新規)

「伸ばせ健康寿命よか湯だな事業」につきましては、市内在住の65歳以上の高齢者に対し、温泉やスポーツジムを利用する際に助成を行い、健康の保持増進を図ります。

○高齢者ふれあい事業                (一部新規)

「高齢者ふれあい事業」につきましては、高齢者の健康保持と福祉の増進を図るため、市老人クラブ連合会の会員に対し、無料入浴券を配布するとともに、入浴券の利用可能施設を近隣市の特定施設まで拡大し、入浴券の利用促進を図ります。

 

 2番目の「産業を支えおこすまちづくり」の施策については、農畜産物の生産性や品質の向上、水産物の販路拡大や新たな水産資源の開発、活力ある地場産業の育成、戦略性のある観光地づくりなどを推進します。

 主な事業といたしましては、・・・

○農業振興対策施設等整備促進事業            (新規)

「農業振興対策施設等整備促進事業」につきましては、農畜産物の生産性や品質の向上、収量増、生産安定、防疫対策等を図る目的で整備する施設や機械等で、その規模が比較的小規模で国や県の補助事業の対象とならないものについて、整備費用の一部を助成します。

○ジャンボタニシ駆除対策事業              (新規)

「ジャンボタニシ駆除対策事業」につきましては、拡大するジャンボタニシの被害対策として、JAと連携して駆除薬剤の購入に対して、補助を行います。

○キバレ 海の担い手/水産加工グループ支援事業     (新規)

「キバレ 海の担い手/水産加工グループ支援事業」につきましては、漁業就業者の確保を図るため、新規就業者に対して就業支援補助金を交付し、後継者の育成とともに水産業の活性化を図ります。また、市内で漁獲される利用価値の低い水産物の付加価値を高めるため、水産加工グループの育成を支援し、稚魚の有効活用を図ります。

○優良衛生品質管理市場支援事業             (新規)

「優良衛生品質管理市場支援事業」につきましては、安心安全な水産物を消費者へ提供するため、海水ろ過殺菌装置の更新を行い、更なる漁価の向上を目指します。

○観光推進事業                   (一部新規)

「観光推進事業」につきましては、観光振興の目的や方向性、具体的施策を明確にするための「観光振興ビジョン」を策定します。また、「007は二度死ぬ」の上映50周年を機に、記念イベントや記念碑周辺の整備に取り組みます。さらには、近隣市町等とも連携を取りながら、「南さつまサイクルツーリズム」を展開します。

○インバウンド推進事業               (一部新規)

「インバウンド推進事業」につきましては、アジアを中心とした外国人観光客の誘致と受入体制の整備を行い、地域経済の活性化を図ります。

 

 3番目の「環境にやさしく災害に強いまちづくり」の施策については、地域防災計画に基づく総合的な防災対策の充実を図るとともに、消防力の充実強化と防犯体制の確立を図ります。また、道路や住宅、上下水道、情報通信基盤等の整備を図り、環境にやさしく、災害に強いまちづくりを目指します。

 主な事業といたしましては、・・・

○住まいスマイル応援プロジェクト                

「住まいスマイル応援プロジェクト」につきましては、市民の快適な住環境の整備を図るため、引き続き、住宅リフォーム助成事業及び住宅新築助成事業を実施します。

○自治会無線放送施設整備支援事業          (一部新規)

「自治会無線放送施設整備支援事業」につきましては、自治会が設置・運営を行っている自治会無線放送施設の整備費を補助するとともに、施設の運営に対して、施設利用負担金を交付します。

○危険廃屋解体補助事業                     

「危険廃屋解体補助事業」につきましては、引き続き、危険廃屋対策として、防災及び防犯上の問題となっている危険廃屋の解体費用について補助を行います。

○「便利に再生」公共交通リニューアル事業            

「『便利に再生』公共交通リニューアル事業」につきましては、市民の交通手段の確保や利便性の向上を図るため、新たに策定する地域公共交通網形成計画に基づき、つわちゃんバス(タクシー)の再編など、既存体系を見直し、持続可能な公共交通体系の構築に努めてまいります。

○道路・河川維持事業                (一部新規)

「道路・河川維持事業」につきましては、市民の快適な生活と安心安全確保を図るため、老朽化した道路や河川の施設整備など、良好な維持管理を行います。また、愛護作業については、地域住民との協働による環境整備を推進するための支援を拡充します。

○光ブロードバンド整備事業               (新規)

「光ブロードバンド整備事業」につきましては、市内における情報格差を解消するため、市民や事業所が安定的かつ効率的に情報通信網を利用できるよう、情報通信基盤の整備を行い、市民生活の向上を図ります。

○ヤンバルトサカヤスデ駆除・まん延防止事業     (一部新規)

「ヤンバルトサカヤスデ駆除・まん延防止事業」につきましては、市内における生息範囲の拡大に伴い、駆除やまん延防止対策として、市民が駆除剤を購入する費用の7割(昨年度まで5割)を助成し、購入者の費用負担の軽減を図ります。

○ごみ分別アプリ導入/3010運動推進事業       (新規)

「ごみ分別アプリ導入/3010運動推進事業」につきましては、資源ごみの分別方法や回収日をお知らせする「ごみ分別アプリ」を導入し、ごみの適正処理を推進します。また、「3010運動」啓発活動の一環として、食品ロス削減を啓発するポスターを飲食店などに掲示し、ごみの排出量を抑制します。

○本町公園整備事業                   (新規)

「本町公園整備事業」につきましては、観光拠点施設として旧加世田区検察庁を改修することに伴い、市街地に新たな人の流れを生み出すために、隣接する本町公園を一体的に整備し、地域の活性化を図ります。

○西部地区簡易水道基幹改良事業【特別会計】       (新規)

「西部地区簡易水道基幹改良事業【特別会計】」につきましては、西部地区簡易水道の大浦地域において、良質で安全な水を供給するため、国庫補助事業を活用して送水管や配水管の基幹改良整備に取り組みます。

 

 4番目の「知・徳・体を育み人間力を高めるまちづくり」の施策については、学校教育環境の整備充実や未来を担う子どもたちが健やかに育つ環境づくりを推進するともに、生涯学習や生涯スポーツの推進、歴史・文化・伝統の継承・育成を図ります。

 主な事業といたしましては、・・・

○学校給食費無償化事業                 (新規)

「学校給食費無償化事業」につきましては、高齢化社会を支える子育て世代への経済的支援を実施し、移住・定住を促進するとともに、子どもたちの心身ともに健康でたくましく成長することを目的に学校給食費の無償化を実施し、保護者負担の軽減を図ります。

○奨学金制度の充実                 (一部新規)

「奨学金制度の充実」につきましては、奨学資金の額の増額や返還期間の延長、振込時期の改善等を行い、経済的理由や家庭の事情で就学が難しい生徒に対する奨学金制度の充実を図ります。

○南さつま飛びたて高校生事業              (新規)

「南さつま飛びたて高校生事業」につきましては、市内3高校に対し、教育環境充実、スポーツ活動、文化的活動等の分野で、新たな独自色を打ち出す事業や自らの強みを生かすような事業などを募集し、市の審査会で認定した事業により、各学校が活躍できる環境整備を図り、入学者数の増加を促進します。

○かごしま国体推進事業                 (新規)

「かごしま国体推進事業」につきましては、平成32年に開催される「燃ゆる感動かごしま国体」に向け、事務局の組織体制を整え、市実行委員会の設立や県、協議団体及び関係機関等との連携を図り、開催に向け万全の準備を整えます。

○加世田運動公園整備事業              (一部新規)

「加世田運動公園整備事業」につきましては、平成32年開催の国体に向け、サッカー競技少年男子のメイン会場となる加世田運動公園内体育施設の改修や整備を行い、市民が安全で快適に利用できる施設の体育振興の基盤作りを行い、生涯スポーツの推進・振興を図ります。

 

 5番目の「地域が輝き人が躍動するまちづくり」の施策については、コミュニティ団体の育成や広報・広聴機能の充実を図るとともに、地域間交流を積極的に進め、地域の活性化や人材の養成に努めます。

 主な事業といたしましては、・・・

○定住促進住宅整備事業                 (新規)

「定住促進住宅整備事業」につきましては、県の元気おこし事業を活用して、坊津町清原地区に木造平屋建ての市営住宅2戸を建設し、定住化や地域の活性化を図ります。

○市民便利帳発行事業                  (新規)

「市民便利帳発行事業」につきましては、市政に関する情報提供を促進するため、市の概要や市民の暮らしに身近な行政情報を分野ごとに整理し、わかりやすく掲載した市民ガイドブック「市民便利帳」を4年ぶりに発行し、全世帯へ配布します。

○市報「南さつま」リニューアル事業         (一部新規)

「市報『南さつま』リニューアル事業」につきましては、市民のニーズを意識した「対話型」広報を目指すため、市政に対するメッセージや広報誌を読んだ感想を募集するための「お便りはがき」、市内外へのPR用の「絵はがき」、地元店舗を応援するための「クーポン券」を掲載し、広報誌の充実を図ります。

 ふるさと納税につきましては、市外から多くの方々に寄附をいただき、平成28年度は、約15億2,400万円(2月10日現在)に達しております。ここから返礼品などの経費を除いた約4億5,000万円を「ふるさと応援基金」として積み立て、平成29年度の少子化対策や子供の育成、高齢者福祉など市民の生活環境の向上を図ることを目的とした事業の財源として、大事に使わせていただきたいと思います。

 また、これまで取り組んでまいりました事業も大きく前進しております。

 まず、鑑真記念館についてです。施設の老朽化等により劣化や破損が見られたため、施設の改修工事を行ってまいりましたが、このたび改修工事が終わり、2月24日にリニューアルオープンの式典を開催する運びとなりました。今後は、展示内容を充実させ、更なる集客や来館者の利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。

 次に、災害時の防災拠点施設となる「南さつま市防災センター」が完成を迎え、3月28日に落成式が行われます。今後は防災センターを拠点とした防災体制の確立に努めるとともに、避難施設をはじめ、地域防災計画による総合的な防災体制の確立を図ってまいります。

市の方針・政策