R03.12.10 令和3年12月記者懇談会

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令和3年12月記者懇談会を開催し、次のとおり説明申し上げました。

■はじめに                           

 まず初めに、この度、引き続き4期目となる市政の舵取り役を担わせていただくことになりました。

 これまでの3期12年にわたって賜りましたご理解とご協力に対し、心から感謝申し上げますとともに、市民の皆様の期待と信頼に応えるため、全力で市政運営に取り組んでまいります。

 なお、先般行われました市議会第5回臨時市議会におきまして、12月中に任期満了を迎えます、副市長竹ノ内淳郎氏と教育長 北園博之氏の任命についてご同意をいただきましたのでよろしくお願いいたします。

■新型コロナウイルス感染症対策について

 まず初めに、新型コロナウイルス感染症についてでございますが、皆様ご承知のとおり、国内での新規感染者数が急激に減少しており、本市におきましても9月8日に59例目の感染が確認されて以降、感染者の確認はないところであります。

 次に「新型コロナウイルス感染症にかかるPCR検査実施費用助成について」です。

 本事業は、市民の方で感染の不安があっても行政検査の対象とならないPCR検査を希望する方を対象に、検査費用の8割(上限2万円)を年間2回まで助成するものであります。

 検査件数につきましては、昨年度は月平均で約60件でしたが、本年度は増加傾向にあり、12月8日現在で578件、月平均にしますと約70件となっております。

 「濃厚接触者に対する生活支援物資支給制度」につきましては、全国的に感染が拡大する中で、10月8日に専決により施行いたしましたが、現在のところ、本事業を利用された方はおりません。

 続いて、「新型コロナワクチンの接種状況」でございますが、本市では、12月8日現在、2回目接種完了者が89.1パーセントとなっており、希望される方のほとんどは接種を完了したものと考えております。

 3回目接種につきましても国の方針にのっとり、11月29日に3回目の接種券383件発送しており、今月から順次接種を開始しているところであります。

 新型コロナウイルス感染症につきましては、国内では小康状態でありますが、「第6波」への警戒や、新たな変異株「オミクロン株」による感染拡大も懸念されることから、再拡大に備え、引き続き新型コロナウイルス感染症対策を進めてまいります。

■新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について

 新型コロナウイルス感染症により、疲弊した経済を活性化させるための経済対策についてであります。

 まず、9月から実施しております「"オール南さつま"きばっど商品券 感染防止 めざせ安心10倍商品券」につきましては、12月8日現在で、販売実績が95.8パーセント、換金実績は2億2,988万5千円、換金率は72.6パーセントとなっております。

 利用期間は、来年の1月末日までとなっており、年末年始を迎え、さらに、南さつま市内での飲食や、買い物に利用していただけるものと思っております。

 また、事業継続支援給付金は、来年1月31日までの申請期間となっておりますが、12月8日現在で256件の申請があり、2,560万円の給付を行いました。

 宿泊事業者等支援給付金事業につきましては、9月30日までの申請期間中に266件の申請があり、872万円の給付を行っております。

 「ふるさとの宝 学生応援プロジェクト」につきましては、市外にいらっしゃる本市出身の学生の皆様に、本市の特産品をお贈りする事業ですが、9月21日までに事業が完了し、266名の方にお送りしたところでございます。

■ふるさと納税について

 ふるさと納税につきましては、12月8日現在、23億5,796万円、件数にして13万7,684件、となっており、昨年度同時期と比較しますと寄附額で、105.8パーセント、件数で104.6パーセントとなっております。

 今後とも、業務委託先である観光協会や返礼品業者による「チーム南さつま」ふるさと納税振興協議会と連携しながら寄附額の確保による地元経済の活性化を図ってまいります。

■サツマイモ基腐病について

 サツマイモ基腐病につきましては、全国的に被害が拡大しており、本市においても、発症が年々拡大している状況にあります。 

 南薩地区においても、国・県・市・研究機関・JA・でん粉工場・酒造会社などで構成する「南薩地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム」を設置し、様々な対策・実証を行っております。

 今後とも、ウイルスフリー苗や蒸熱消毒された種芋など、健全な苗・種芋の確保や排水対策、土壌消毒などを行い、基腐病を「持ち込まない」「増やさない」「残さない」対策を基本に、令和4年産に向けて、国や県の補助を活用しながらサツマイモ生産者の支援をしてまいります。

■行事・イベント情報                      

 コロナ禍により中止されていたイベント等が、感染症対策を万全にしながら、形を変えながらではございますが、徐々に再開してまいりました。

 まず、今回初めての試みといたしまして、「9番 鹿児島マルシェ In Wingホール」でございますが、県内に日本航空と連携協定を結んでいたり、出向者を受け入れている自治体がございます。

 このうち、南さつま市、出水市、霧島市、西之表市、垂水市、この5市の出向者が連携して、特産品販売やコロナ収束後を見据えた観光客誘客などのプロモーションを目的に、東京の日本航空本社ビルにおきまして、鹿児島マルシェを実施することとなりました。

 都市圏の方々、特に航空会社、近隣ビルにはJTB本社もあるそうですから、こういった方々に、本市、本県の魅力を直接お伝えできるいい機会だと思っております。

 旭川砂像制作訪問隊派遣についてでございます。

 姉妹都市であります、旭川市とは平成9年から毎年「旭川冬まつり」に雪像制作隊を派遣しており、今年で25回目になります。

 この雪像制作隊派遣をきっかけに、平成27年には旭川市と「姉妹都市盟約」を締結し交流を続けております。

 昨年度は、コロナ禍により「冬まつり」の開催がなかったことから、派遣できませんでしたが、今回2年ぶりに派遣することとなりました。

 砂像制作で培った技術を雪像制作にも生かし、旭川の方々にお披露目できればと思っております。

加世田浄化センター通水式でございます。

 庁舎北側に建設しております「下水道処理施設『加世田浄化センター』」につきましては、平成31年2月に着工し、令和4年2月に完成を予定しており、3月からの供用開始に向け、通水式を開催いたします。

 本施設は、膜分離活性汚泥法という、県内で初めて導入される処理方法を採用しており、供用開始後は、河川等の水質改善、また加世田市街地の生活環境の改善等に寄与するものと期待しているところでございます。

 第10回 南さつま海道 鑑真の道歩きを2年ぶりに開催いたします。

 今回は、第10回の節目の大会ではございますが、コロナ禍ということもあり、感染症対策を万全に行いながら、規模を縮小し、今まで2日間で4コース実施していたものを、1日間、2コースで、参加者数を制限して実施することといたします。

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