さる8月27日に開会いたしました、今定例市議会におきましては、令和2年度歳入歳出決算、令和3年度一般会計補正予算をはじめ、計画・条例その他多数の重要案件につきまして、熱心にご審議いただき、誠にありがとうございました。
また、皆様方には、市議会議員として4年間、重責を全うされ、市勢発展のために多大なご尽力を賜りましたことに、深く敬意を表します。
私にとりましても本議会は、市長3期目の最後の議会でありました。
これまで、安心・安全で過疎に負けない「住みたい 働きたい 訪れたい 南さつま」の実現を目指し、議員や市民の皆様のご理解とご協力をいただき、課題を先送りすることなく、南さつま市の将来を見据えた様々な事業を全力で取り組んでまいりました。
併せて、市民の皆様のこころ・からだ・いのちの健康を目指し、健康寿命を延ばす「健康元気都市 南さつま」にふさわしいまちづくりをこれまで継続してまいりました。
しかしながら、県内においては新型コロナウイルスの感染拡大が一時期よりは落ち着いてきているものの、まん延防止等重点措置の適用が9月30日まで延長され、市民の皆様には不自由な生活を強いる状況が続いております。引き続き、職員一丸となって感染予防対策を徹底し、何としてもこの感染拡大を食い止めたいと思っております。
なお、事業者への直接的な支援を交付対象とする新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(事業者支援分)の追加交付が見込まれることから、3回目の事業者継続支援給付金事業を予定しているところでございます。
このほか、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者等、自宅待機などで食料等の調達が困難な方々への支援物資給付事業やまん延防止等重点措置の延長に伴う営業時間短縮要請協力金の県への負担金追加などに係る補正予算につきましても、補正額がまとまり次第、専決処分にて対応させていただきたいと考えております。
また、8月以降の局地的な豪雨や、大浦町で発生しました突風では、幸いにも人的被害等はなかったところですが、今後も台風や大雨などが予想され、気の抜けない時期が続きますので、市民の安全・安心を最優先し、緊張感を持って、防災・減災にしっかりと対応してまいりたいと思っております。
4年の任期を終えるにあたり、これまでの議員の皆様のご指導・ご協力に深く感謝を申し上げますとともに、一日も早く新型コロナウイルスが収束し、安心して暮らせる市民生活が戻ることを願いつつ、閉会のあいさつといたします。