さる6月18日に開会いたしました、今定例市議会におきましては、令和3年度一般会計補正予算をはじめ、条例その他多数の重要案件につきまして、議員の皆様に熱心にご審議いただき、7月7日に閉会しました。
さて、新型コロナウイルス感染症の影響で、これまで誰も経験したことのない不自由な生活が依然として続いており、市といたしましても、感染症対策は危機管理上重大な課題であるとの認識の下、総力で対応しているところであります。
65歳以上の新型コロナワクチン接種につきましては、本市の1回目の接種率は76%で、全国や県平均よりも8ポイント、2回目が6ポイントから7ポイント上回っている状況となっております。
8月以降の国からのワクチンの供給見通しが不透明となり、接種計画の変更や再検討をしなければならない状況になりつつありますが、事業主や雇い主等の理解や協力をいただきながら、ワクチン接種を受けやすい就業環境づくりに努めるとともに、感染症対策として最も重要な手段であるワクチン接種の加速化に向け、安心・安全に、また、スムーズに接種できる体制を整え、早期接種に向けて、全力で取り組んでまいりたいと思っております。
なお、7月9日には、鹿児島県知事に対しまして、県市長会会長として、県町村会会長とともに「高齢者接種以降の新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望」を行うこととなっております。
また、6月25日には、令和2年国勢調査の人口速報値が総務省から公表され、本市の人口は32,894人となりました。
なお、人口増減率は、枕崎市はマイナス9.04%、南九州市はマイナス8.90%でしたが、本市はマイナス7.18%にとどまり、近隣市と比較しますと、人口減少が少しずつ緩やかになってきております。
これまで取り組んできました子育て世代やシニア世代への支援、住宅取得等への補助金交付などの各種施策が実を結びつつあるものと思っております。
また、市内でキオビエダシャクが異常発生しておりますことから、緊急事態と受け止め、市民の皆様の協力をいただきながら、市木のイヌマキを守るための取組みをより一層強化してまいります。
今後とも、新型コロナウイルス感染症防止対策に努め、全ての世代が暮らしやすい南さつまを目指して、あらゆる施策を総動員し、市民の皆様をはじめ、関係団体、市職員一丸となって知恵を出し合い、「オール南さつま」で誠実に着実に取り組んでまいりますので、今後ともご理解、ご協力をよろしくお願いします。