令和2年6月記者懇談会を開催し、次のとおりご説明申し上げました。
■はじめに
本日は、南さつま市の6月定例市議会を前に記者懇談会を開催させていただきました。
お忙しい中、ご出席いただいた各報道関係の皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。
国民生活や経済活動に甚大な影響を及ぼす事態となりました、新型コロナウイルス感染症への対応等についてご報告させていただきます。
まずは、感染症の発生が国内で報告されて以来、市民の皆様には、不要不急の外出自粛をはじめ、学校の臨時休業や公共施設の休館、市主催イベント等の中止など、感染拡大防止に向けた取組をお願いしてまいりました。
また、多くの皆様からマスク等の寄贈などをいただいており、改めて皆様のご理解とご協力に心から感謝申し上げたいと思います。
本市におきましては、この難局を乗り越えるため、市長を本部長とする「南さつま市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、情報の収集と提供を迅速に行う体制を整え、関係機関との連携を図るとともに、かけがえのない命を守ることを第一に、予防対策の強化と注意喚起・周知徹底を図ってまいりました。
国において、感染症による家計への影響を支援するため、一人当たり10万円を給付する、特別定額給付金の支払いつきましては、第1回目の振り込みを5月22日に行い、6月5日現在、15,147件振込済で、対象件数17,350件に占める割合は、87.3パーセントとなっております。
なお、申請期限が8月12日となっておりますので、手続漏れのないよう周知に努めてまいります。
■6月議会の概要
6月12日から30日まで、19日間の会期で開催予定の令和2年第3回市議会(定例会)の内容等について、ご説明いたします。
今回の定例市議会には、南さつま市基金条例等の一部を改正する条例や補正額4億5,791万4千円の令和2年度一般会計補正予算(第3号)など17件の議案を上程いたします。
■市政概要報告
次に、3月市議会以降の本市の動向、本市における市政概要について、ご説明いたします。
令和元年度のふるさと納税寄附金の実績は、昨年度比2.07倍の、約25万4千件、約46億4,400万円、返礼品としては、約37万5千件を全国へ発送しております。
また、令和元年度のふるさと納税制度の法改正に伴い9月までの限定指定を受けたところですが、10月以降の再指定に向け7月に再申請を行う計画であります。
今後も関係機関、返礼品提供事業者と更なる連携を深め、返礼品の内容充実を進め、財源の確保、地域特産品の振興を図ります。
■今後の行事・イベント等の予定
次に、6月以降、予定されている行事・イベント等についてですが、ご覧いただきたいと思います。
【 R02.06時点 行事・イベント情報 】
令和2年5月の政府月例経済報告では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速な悪化が続いており、極めて厳しい状況にある。」とされております。
先行きにつきましては、「感染症の影響による極めて厳しい状況が続くと見込まれており、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とも付け加えております。
また、国においては、店舗の賃料の支援や企業の財務基盤の強化など追加の対策を実行するための今年度の第2次補正予算案を5月27日に閣議決定したところであります。
このようなことを踏まえ、本市におきましても、市内経済活性化に取り組むため、引き続き地域に応じた事業を積極的に展開してまいりたいと考えております。
このウイルスとの闘いでは、治療薬の開発も進められておりますが、報道等による専門家の意見によると、長期戦を覚悟しなければならないともされており、今後は持続的な感染拡大防止策と社会経済の両立が重要になると考えております。
これから、新たな局面(フェーズ)を迎えることとなりますが、市民の皆様の健康で安心安全な生活を守るため、私自身が先頭に立ち、様々な対策を実行してまいりたいと思います。